絵本がくれた思い出②:一人で抱えることを手放し始めた1冊

子ども

「ふみきりくん」。これは、今から2年前、ちょうど「感謝コーヒー」(過去記事参照)を始めた頃。

次男が2歳の誕生日の時にプレゼントした絵本です。
これは、旦那が初めて子供に選んだ絵本。

私はそれまで、子供に全然関わろうとしない旦那に腹を立てて、
誕生日プレゼントは私がピックアップした候補を旦那に伝えて「これでいいかな?」
と聞き、「いいんじゃない。」というテキトーな返事を聞いて
また腹を立てながら(笑)プレゼントを決めていました。

感謝コーヒーを始めて旦那と話すようになってから、
「子供と関わろうとしない」んじゃなくて、
「子供とどう関わっていいのか分からない」とか「きっかけがない」という
背景もあるのかも。
もしかしたら私が、「子供に関することを一人で抱えること」で、
その「きっかけ」を奪っていたのかも!と気がつきました。

次男の2歳の誕生日。まだ、あれが欲しい、これが欲しいと
自己主張する前の長男長女には、いつも絵本を選んで贈っていたので
次男にもそうしようと思っていて、
その時ももれなく自分で選ぼうと思っていた絵本。
この時は、一冊は私が選んだ本を、もう一冊は旦那に選んでもらおう!と決めて
旦那に本屋さんに行って選んできてもらいました。

当時、読み聞かせなんてほとんどしていなかった旦那が
どんな絵本を選んでくるんだろう・・・?と不安でしかなく
ああ、私って旦那の事をまるで信用していないんだな。
逆の立場でこれは、けっこうツライなぁ。と思ったことを覚えています。

そして、旦那が選んだ絵本がこの「ふみきりくん」。

ふみきりくんの一日を淡々と描いた絵本なのですが。

電車大好きで、踏切が鳴ると大喜びで「カンカンきた!!」と言っている次男。
旦那は少ない関わりの中で、ちゃんと子供の事を見て、
感じていてくれていたのかと思ったら涙が出てきました。

私が選んだ流行りの絵本(笑)そっちのけで次男はふみきりくんを手に取りました。

「あなたが選んできたんだから、あなたが読んであげて。」と伝え、
次男を抱っこしながら読み聞かせる旦那の姿に
(なんだ、この人できるんじゃん。
できないと決めつけて一人で抱えてきたのは私だったんだ。)
そう思って、どんどん子供と関わる機会・きっかけ作りを心がけ
旦那を信頼して任せるようになりました。

子育ての色々、心のモヤモヤを手放すきっかけとなった一冊。
連日「カンカン読んで!!!」と言われ、長男長女も私も
「もう飽きたよ…」と若干うんざりするくらい次男お気に入りのこの絵本。
4歳になった今でも時々、読み聞かせ時間に登場して
大事なことを思い出させてくれます。

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