葛粉と片栗粉の違い
我が家では、葛粉を常備しています。
きっかけは葛粉と片栗粉の違いを知り、その効能を実感してから。
どちらもお料理のとろみ付けに使える、似たような食材。
ただ、葛粉はちょっとお高いので手が出しずらいな~
というイメージでした。
が!気になってちょっと調べてみました。
マクロビオティックの世界では、片栗粉はジャガイモのでんぷんであり
陰性食材。身体を冷やす作用があります。
葛は中庸の食材で陰性と陽性の間にあり
どんな体質の人でも食べられる「万能食」とされているそうです。
そして、葛粉は60kgの葛の根からわずか9gしか取れない希少なもの。
お値段が張るのも納得です。
葛の薬効
葛の薬効は本当にたくさんあって、有名な漢方薬「葛根湯」にも
使われています。風邪の引き初めに飲むアレですね。
私が小さい頃も実家に常備されていました。
葛はマメ科の野草の根っこの部分で、日本でも古来から薬として使われてきました。
その効能を知ってびっくり!「万能薬」の名前にふさわしく
・身体を温める
・胃腸を整える
・肝機能向上
・更年期障害や生理痛の緩和
・腸内環境改善
・冷え性改善
・免疫力向上
・風邪や発熱時の良質なエネルギー源
などたくさんの効能があります。
「葛粉高い!!」の価値観がひっくりかえりました。
これ、毎日の健康管理やちょっとした不調にも使えるし、
葛で体調不良を未然に防げるなら通院の時間や、
薬代を考えるとむしろ安くない?
我が家の葛湯習慣
我が家では「おはよう」のあとに必ず
「今日は元気ー?」と聞くようになりました。
最近は私の元気が良すぎて「元気ですかっ!」と朝から猪木登場です。
「ちょっと喉が…」とか「疲れた…」とか
「元気!」以外の回答があった時は即、葛湯。
葛粉10gに水200ccで、二人分。
小鍋に入れてスプーンで混ぜてから中火にかけて
透明になるまでひたすら混ぜます。
混ぜる手はゆるめないでくださいね。
少し透明になって粘度が出てきたところが勝負ドコロ!
ひたすら混ぜないとダマになって仕上がりのなめらかさに大きく影響します。
ズボラな私には地味にめんどくさい作業ではありますが
記憶にある適当な呪文を唱えながら魔女になったつもりで楽しんでいます。
今はおしり探偵の「ルーデリシオ・ルーデリシオ・ルーデビトリシオ!」で
子どもが爆笑してくれるのでそれを採用中。
仕上げにはちみつやリンゴ酢を入れて飲んでいます。
100%のリンゴジュースで作っても美味しいみたいですね。
葛粉習慣ができてから私も元気度アップ。
前日の疲れを引きずってるな、と感じた時は
きっと私の胃腸や臓器たちもお疲れモード。
朝食を葛湯に置き換えて昼以降も
必要以上に食べないようにすると、だいたい夜までに元気になっています。
子どもたちも体調不良が減って、
体調崩しても回復が劇的に早くなりました。
野生児長女はあまりお好みでないようなので
野生のチカラを信じて無理には飲ませません。
食習慣は我慢やストレスがあると辛くなってしまうし
ストレスの方が身体に負担になりそうなので
長女には今のところ体調不良時の「エネルギー源」として
飲んでもらっています。
葛粉の選び方
ポイントは2つ!
・葛粉100%であること
・国産、または国内産のもの
葛粉には、100%葛粉使用のものと、
さつまいもやジャガイモのデンプンを混ぜたものがあります。
いも類は「陰性食材」で身体を冷やす作用があるので
葛粉を選ぶときに関しては避けたいところです。
それから、「国産」または「国内産」とかいてあるものを選びたいですね。
表示がややこしく、「国内製造」は国産ではない場合もあります。
我が家で現在使っているものはムソーの本葛国産100%のもの。
初めの一歩はドキドキ
私は初めての葛粉はスーパーの棚に並んでいたものを
「ちょっとお高いけど…!」と、えいやっ!とカゴに入れました。
表示見ずに買ってしまいましたが100%の葛粉で、中国産のものでした。
貧乏性が顔を出して、「え。1回使用で〇円かぁ、やっぱ常備は無理かも。」と
思ってしまったのはヒミツにしておきたかった本音です。笑
でもその思いとは裏腹に、一箱70g入りだったその葛粉を使い終わった時には
葛の万能さにすっかり魅了されて「これは買いだっ!!」とネットで探してすぐにポチりました。
何よりもね、美味しかったんです。
体調不良の身体に沁みわたったんです。
葛根湯の主成分なのに、葛根湯よりも美味しい。
小鹿ちゃんのようにビビリな私は新しいことを始めるのはドキドキします。
不安になったりもします。
「お高いの買って家族全員好みじゃなかったら…」
「使い方が分からん…」
「本当に効くの…?」
「結局使わなくて無駄にしちゃったら嫌だな。」
そんな不安があったものの、気になったものはきっと
自分に必要なもの。必要だから自分のアンテナに引っかかるんですよね。
試してみて良かった!今では我が家のお守りドリンクとして
私の安心材料になってくれています。
風邪予防や体調不良時の選択肢が増えたのも嬉しい。
気になった方は、ぜひぜひお試しあれ~♪
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