重ね煮は3ステップでできるカンタン料理
今日は重ね煮を使ったポトフの調理法と、その展開の仕方をご紹介します。
こちらの記事にも書きましたが、重ね煮は簡単3ステップでできるんです。
①切って
②重ねて
③火にかける
以上!!難しいこと一切なしで使った素材の良い所、甘みやうま味は引き出し合い
苦みやえぐみ、青臭さなどは打ち消しあう、本当に魔法のような調理法。
重ね煮には、陰陽調和の重ね煮と、無水の重ね煮というものがありますが
私はストック料理が苦手(作ったら即食べたい!笑)なので、
もっぱら水分を入れて作る陰陽調和の重ね煮ばかり作っています。
重ね煮で作るポトフは絶品
重ね煮で作るポトフは絶品です。何回作っても味見で唸ります。
これを覚えれば、煮物、肉じゃが、カレーやシチューなどなど
色んな料理にアレンジ可能。
さっそく作り方をご紹介します。
準備するのは、お好きなきのこ、野菜、肉、塩、ローリエ。
まずはなべ底に塩。こちらの記事を参考に、
水1リットルに対して小さじ1~大さじ1弱の間で作ると美味しくできます。
鍋底には使う分量の半量を入れますが適当に一つまみ入れるだけでも大丈夫です。
おいおい、そんなに緩くて大丈夫なのかよ?とツッコミを入れたくなるでしょうが
安心してください。どう転がっても美味しくなりますから。
次にきのこ類ドーン。
次に葉物、今日はキャベツとセロリを入れました。キャベツの下にズッキーニやトマトを入れても美味しいです。
葉物の上にはいも類。(さつまいも・南瓜などでも)
次に根菜類。今日は人参・大根(皮剥きません)、元気出したかったんでにんにく丸ごととローリエ。
レンコンやゴボウを入れても美味しい。
手羽元、塩、水をひたひた(肉の下あたりがオススメ)に入れて火にかけます。
沸騰したら我が家の場合はシャトルシェフへ。
ここまでで、10人前作るのに30分です。
切って重ねるまで15分。沸騰待ち15分の間に調理器具の片付けも完了!
一時間放置したら、身体に染みわたるスープの
激うまポトフの完成です。
シャトルシェフだと超絶お手軽カンタンですが、
蓋つきの鍋なら何を使ってもできます。
沸騰したら弱火~弱めの中火で30分コトコト煮るか
厚手の毛布にくるんで一時間放置で同じように美味しくできます。
美味しく作る2つのコツ
①重ねる順番を守る
地上に育つ野菜を下に、地下に育つ野菜を上に重ねます。
②塩分濃度を守る
鍋底と、一番上に塩を入れますがきっちり半量でなくても大丈夫です。
最初だけ、水と塩の量を測って感覚をつかんでください。
手順としては水を計りながら入れて、それに合った分量の塩を入れる。
最初だけめんどいですが、お手持ちの鍋に入る水の量を知ってしまえばこっちのもの。
毎回安定して、美味しい料理がレシピとにらめっこしなくても出来上がります。
アレンジは無限
この作り方をベースに、塩分少な目でカレーやシチューにアレンジしたり
一番下に昆布や干し椎茸をいれて仕上げに醤油で死ぬほどおいしい煮物も作れます。
野菜の煮物好きじゃなかった我が子たちもバクバク食べるようになりました。
食材と調味料を変えて、中華あんかけ、ミートソース、
豚汁、けんちん汁、ラタトゥイユなどなど、
化学調味料いっさい使わずになーんでも美味しく作れちゃいます。
1点だけ注意。
重ね煮は、化学調味料を入れたとたん、一気にその美味しさが失われます。
これは自然療法にも通ずるところがあるのか、
東条百合子さんの本の中にも
「自然の薬草を科学的なものに変えようとすると、
その生命力はすっかり失われる」という一説があり大いに納得でした。
本当に、旨み帳消しになるので間違っても顆粒コンソメとか入れないで
男らしく(女だけど)塩のみで仕上げてみてくださーい!(海水塩がおすすめ)
食材の生命力と自然の力を感じられる重ね煮。
覚えておけば一生モノの調理法になることでしょう。
ぜひぜひ、試してみてくださいね~♪
順番覚えられないよ~!って方には
冷蔵庫に貼れる便利なマグネットシートもおすすめ↓
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