昨日に引き続き塩の魅力をお伝えします。
覚えておくとめちゃくちゃ便利な、レシピというほどでもないのに
野菜の美味しさをぐっと引き出してくれる
魔法みたいな塩の使い方を2つご紹介いたします~!
塩煮
まずは塩煮。
「2%の塩水で野菜を煮る」
たったそれだけです。食材によっては茹でると表現した方が良いかもしれませんが
この方法を使うとなんでも美味しくなるので野菜の下ごしらえにもピッタリ。
おすすめはいも類。中でもさつまいもと南瓜は絶品。
塩で煮るのにめちゃくちゃ甘くなります。
これを初めて食べた時から、私の塩に対する見方が変わりました。
それまで、塩は調理の仕上げにパラりと加える脇役だったのに。どどーんと調味料の主役に!
ほかの調味料を風味付けに使うようになったくらい塩の存在が大きくなりました。
南瓜といえばしょうゆ・みりん・砂糖で味付けした煮物が定番だったのに
今では塩煮一択です。
さつまいもも、砂糖を加えて煮ていました。
塩は野菜自身が持っている甘みを最大限引き出してくれます。
ジャガイモもおすすめ。ポテトサラダの下ごしらえに使うと
ホクホクして甘みも出るし仕上げに使う調味料の量が激減します。
ブロッコリーやスナップエンドウ、人参も2%塩水で茹でるだけで美味しい。
一つだけ注意点は火が通ったらすぐに引き上げるということ。
そのまま漬けておくと、めちゃくちゃしょっぱくなります。
私は何度か失敗したのでお気をつけください。笑
煮汁は薄めて味噌汁やスープにリメイク。
野菜の出汁、栄養素丸ごといただいて、捨てるとこなし♪
2%塩水は500mlの水に10gの塩。
1リットルだと20gの塩。
ちょっと多く感じて減らしたくなるかもしれませんが
そのままの食塩水を飲むわけではないので大丈夫。
海水漬け
お次は海水漬け。
これも非常にシンプル。
「3%の塩水に食材を半日~1日漬ける」
たったこれだけで、浸透圧により野菜の水分が抜けて味がギュッと凝縮。
水分も抜けるので食感も良くなり、塩の防腐効果で野菜が長持ちします。
これは夏場によくやる方法です。
気温が高いと野菜の鮮度が落ちるのが早いので
大きなタッパーに3%塩水を作って野菜を適当な大きさに切って漬けて保存しています。
きゅうりや人参はそのまま浅漬けとして食べてもいいし
ナスは実がしまって炒め物に使っても美味しい。
ミニトマトはヘタを取ってそこに爪楊枝で穴を開けると味も凝縮されほんのり塩味。
これは美味しすぎて放っておくと子供たちが全部食べて消えます。笑
私が一番好きな食べ方は、塩煮したジャガイモに
海水漬けしたきゅうりや人参を刻んで混ぜて食べる方法。
ほかの調味料の出番ありません。笑
塩で完結です。
3%塩水は500mlの水に15gの塩。
1リットルだと30gの塩。
塩を主役に
減塩という言葉で敬遠されがちな塩ですが
他の調味料にだって塩分は含まれています。
塩ばっかりやり玉にあげないで~!
天然の塩にはミネラルも多く含まれています。
私は塩をメインに調理していますが
そのお料理を食べて、喉がカラカラに乾いたりもしていませんし
なにより彼らはとってもいい仕事をしてくれます。
ズボラな私は、ほかの調味料は計量しませんが
美味しいものを食べたい気持ちは人一倍強いので塩だけはきっちり計量します。笑
2%塩水、3%塩水、ぜひぜひ覚えて活用してください♪
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